2020年05月10日

田舎では自然との3密は避けられません!

突然の痒みに動転する!


都会で生活していたとしても、まったく昆虫と無縁ということにはならない。

それも人間を害する昆虫はそこらにぞろぞろ生息している。

普段目にするのは蚊とかハエ、ハチの類、アメリカシロヒトリ、アオカミキリモドキ、イラガ、マツケムシ、チャドクガ、アオバアリガタハネカクシ、ツチハンミョウなどなど、最近はゴキブリも都会であっても年中徘徊しているからそう珍しくもない。

日常的にはアトピーの原因にもなる家ダニの被害も少なくない。

現代のように交通機関も航空機が発達してくると、海外からも毒クモやヒアリ、さらには危険な伝染性の病原菌までもが有害昆虫を介して持ち込まれてくる。

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日本も温暖化してくれば、それだけ検疫対策も大変である。

我々人間は自然志向ということで無用心に自然に溶け込もうとすると否応無くこれらの昆虫類に頻繁に遭遇するわけで、いきなりそうした被害にもあう。

森林地帯に踏み込むとそれこそムカデやヤスデ、マダニ、ツツガムシ、ゲジゲジがぞろっと出現する。

ツツガムシやマダニは非常に危険である。

吸血性のマダニやツツガムシに噛みつかれると、いわゆるSFTSウイルスやツツガムシ病リケッチアに感染して命にかかわる場合がある。

マダニなどは日本全国、それも北海道にもまで生息していて被害に遭うことがある。

これらはいわゆる原始的な昆虫の部類だろうが、見た眼にも形状がなんとも不気味なのばかりがそろっている。

よく遭遇するムカデやヤスデにしても毒があるからよけい忌避されるわけだ。(写真は住宅内に侵入したムカデ)

毒そのものはスズメバチと類似している。

 


mu01.jpgうっかりすると靴や長靴にまで侵入しているときがあるし、就寝中に刺されることさえある。



森林や渓谷近くでは、薮蚊やブヨ(ブイ・ブト)にやられると痒みがひどい。

ブヨなどは3、4ミリの小さな昆虫だからいつの間に噛まれたのか気付かないことが多い。

噛まれたときは鋭くチカットするのであるが、ほんの一瞬である。

皮膚面に特有の噛み口があって、ときには小さな出血が見られてその異常に後から気付くわけだが、都会人など最初の遭遇では蚊にでも刺されたのかとつい勘違いしてしまう。

痒みがあるからついぽりぽり掻いてしまう。

ところが一旦これを掻きだすと酷くなって、手足の皮膚面が赤く腫れて次第に熱感が出てくる。

それこそみるみる腫れ上がるのである。

ここらが蚊に刺された時とは違った反応なのだ。

腫れる腫れないは個人差があって、なかには噛まれた足が腫れ痛んで数日間歩行できないとか、頭痛発熱を伴う場合もある。

通常はブヨの姿を確認することはほとんどない。

見つけても数ミリの小さな蝿ぐらいとしか思わない。

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蚊との違いは、衣服の上からでも容易に被害を受けることである。

とにかく敏捷に飛び回って噛み付く感じなのだ。

ブヨの一咬みはまさに必殺居合い斬りとでもいうべきであろう。

ブヨには幾度となく咬まれたが、上の画像のようにブヨが皮膚面に止まっている瞬間は一度も見たことはない。

都会暮らしの人たちにはこういう突発的危害を認識していないし、害虫の情報も少ないから高原や渓谷で被害を受けるとパニック状態になってしまう。

しかしながら、頻繁に刺され続けているとこのブヨの痒みには意外にも耐性が出てくるから面白い。

ブヨの発生する地域の人たちはあまりブヨの存在を気にしない。刺されても平気である。

当然、都会人と田舎の人とではブヨのとらえ方が違ってくる。

それこそブヨなんぞに噛まれるたびに手足が腫れたり熱を出していたのでは田舎での生活自体に支障をきたすわけで、ブヨのいるようなところでながく暮らしている人達はすでにブヨの存在をすっかり忘れているかのようにみえる。

早い話、ブヨに慣れると蚊に刺されたのと大差ないような状態にさえなる。 噛まれても腫れないし、さほど痒くもなくなってくる。

しばらくするとブヨのいる環境にすっかり慣れてしまう。


昔は不衛生な環境では、蚤、虱、南京虫の類に悩まされることが少なくなかった。

とにかくこれらの昆虫にやられると耐えがたいほどの痒みに襲われる。

学生時代古い明治期に建ったと思われる関西地方の家屋に下宿していたのだが、どうしたことか毎夜熟睡中に突然の猛烈な痒みで目が醒めるようになってしまった。

これには堪らず家主に尋ねたら、「家が古いから南京虫がいるのよね」と人事のような口ぶりである。

「南京虫」といえば昔観た勝新太郎の軍隊物の映画で、同じような状況で兵隊が夜中に痒がって大騒ぎしていた場面を思い出した。

尋常ではないあの猛烈な痒みの原因が「南京虫」だったのか?

南京虫は中国大陸だけでなく日本にも生息しているのかと、このときは意外な思いであった。

九州でも南京虫に遭遇した記憶は無かった。

一説によると南京虫は、明治維新前に幕府が外国から古船を購入した際に根付き、一気に日本上陸したのだという。

南京虫は一応外来種の吸血性の害虫ということになる。

それも神戸港周辺に一番多くいたということであるから、海外の新しい文化の流入と南京虫も同時に入ってきたこというわけである。


nan.jpg 南京虫は人々が寝静まった夜間に活動するから余計に始末が悪い。

とにかく南京虫にやられると熟睡中に突然猛烈な痒さに襲われ苛まれるが、その痒さは拷問に等しい。

だから旅行者が海外でこれに襲われたら、それこそ悲鳴を上げるほどの痒さに襲われるとも言われるのだ。

そこで家主が南京虫対策として持ってきてくれたのは殺虫剤ならぬ細長いカンピョウであった。

南京虫にカンピョウって、これは何かのお呪いなのかと思った。

家主が言うには、カンピョウをベットの足に巻きつけておくと南京虫がカンピョウの匂いを嫌って寝床まで上ってこないというのである。

何だこの怪しい情報は?という感じである。

しかしながらというか、案の定、その夜もこのカンピョウ対策はまったく効果なしであった。

連日のように襲われ続けた。

1週間近く悩まされたある日、眠気を振り払うようにして起き上がって寝床の隅々を必死に捜しまわった。

南京虫という虫の名前は知ってはいたが、それまで実際の姿を目にしたことはなかった。

だからなおのこと痒みを感じた瞬間、眠いのを必死にこらえながら今夜こそ見つけ出してやるぞと意気込みながら、すぐさま掛け布団を持ち上げて探しまわった。

そしてついに血を吸って丸々と膨れ上がった6、7ミリの南京虫を捕まえたのであった。

豆粒みたいな虫けらに苦しめられ続けただけに、捕獲駆除したときは当然ながらついにやったぞーと万歳を叫びたい心境であった。

もう二度とこの南京虫には遭遇したくないという思いである。



福岡県南部では、江戸時代の殖産事業として和蝋燭の主原料となる樹木のハゼノキの実採集が盛んに行われていた。

現在はそうした需要も少なくなって、秋になるとハゼノキの葉が真っ赤に紅葉することもあってもっぱら観賞用にだけ栽培されている場合が多い。


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子供の頃はこれらのハゼの木が山間部のあちらこちらに植えられていて、日常の風景の中にもハゼの木はよく見かけた。

ただこの樹木がウルシ科ウルシ属だけに、これに直接接触すると皮膚がかぶれてしまう。

過敏な人は梅雨時ハゼの木の下を通っただけで皮膚がまけるとか、ハゼの葉から滴る雨水に濡れても皮膚がかぶれるとかいわれている。

夏場になると、とにかくこのハゼの木によるかぶれ方が酷いのである。

当方も子供の頃ハゼの木には酷い目にあったことがある。

あるときハゼの木の下を通りかかったら、何やらブドウの房のような実が一杯実って垂れ下がっているのを見つけた。

それを子供心に珍しく思った。

「何じゃろか?」ということである。

俄然、このときナチュラリストとしての関心が芽生えたのである。


haze2.jpg 



当時、このときはハゼの木や実について何の知識もなかった。

物珍しく思って、すぐさま木に這い登ってその青い実の房をもぎ取ってみた。

ごりごりした小さな青い木の実であった。

手にすれば一応は収穫物である。

その実をズボンの両方のポケットに入れて家に持って帰ったのである。

その当時からナチュラリストとして好奇心が旺盛であったのだが、家に帰って始めてハゼの木はかぶれるということを家人に知らされた。

採って来たハゼの実は、その場で全部捨てさせられたのは言うまでもない。

よく見るとハゼの実を触った手のひらは、その実から出た汁で黒っぽく色が付いていた。

それからが大変だった。

しばらくすると猛烈な痒みが襲ってきた。

手のひらといわず腕といわず痒みと発疹が全身の皮膚一面に広がっていった。

たちまち顔面も猛烈な痒みに襲われ腫れあがり、瞼がすっかり塞がって真っ赤になってしまった。

これがハゼまけなのか、なんて酷い痒みなんだろうと子供ながらにこのときは後悔しきりだった。

とにかく手で触ったところはすべて猛烈な痒みと発疹が出た。

皮膚の表面が腫れあがって、ぶつぶつと小さな発疹が覆うのである。

まるで無限に湧きあがって来るようなその猛烈な痒みに一晩中襲われ続けた。

とにもかくにも痒みも発疹も大変だったが、小便のとき驚いたのは自分の一物が大きく腫れ上っていたことであった。

まるでそこだけが大人並みになったと思った。












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ラベル:昆虫毒
posted by ぼんぼん・ボニー at 22:24| Comment(0) | 健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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